Sweet silent night


腰の高さほどの小さなツリーには、かわいい雪のオーナメントと赤いリボンを施し、ドアにはリース、窓際には天使や雪だるまの置物を飾った。


用意された飾りは全部使ったし、我ながら完璧じゃない?
なんて得意げに、聖さんに自慢しようとキッチンに向かうと、あたしは息を飲んだ。


「すごい…」


手際よくフライパンを振る彼の姿に思わず見とれてしまった。


…料理が出来上がるまでもうちょっとこっそり見ててもいいよね。


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