【短編集】砂糖をかけたみたいに






ゆっくりゆっくり時計の短針が2回まわって放課後。






俺は先に中庭に待機。

ベンチに座ってられなくて立ったり座ったり。

足元の小石を踏んだり蹴飛ばしたり。

とにかく落ち着かない。

マジ誰か校舎から見てんじゃねぇかと思ってキョロキョロしちまう。

湊に見られてたら笑われてるなきっと。








「みのり〜!!」

普通よりはちょっと低めの声が俺を呼ぶ。

来たっ!




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