【短編集】砂糖をかけたみたいに
ごくり、ことん
・・・え?
普通・・・?
え、えっ!?なんで普通なの??スルーなの!?
「とっ、とうま!?大丈夫なの!?」
「え、なにが?」
きょとんとした顔をこっちに向けてる桐真。
可愛いな・・・じゃなくてっ!
「コーヒー甘かったでしょ・・・?」
直後、彼は固まった。やばいって顔つきで。
「・・・どういうこと?」
本気でわけわかんないよ〜!
「・・・実は俺、普段甘いコーヒーしか飲まないんだ」
What?
「つか本当は甘いもの好きなんだ・・・」
顔を隠すように腕をかざしながら言った彼の言葉を反芻。
・・・・・・・・・。
「マジ!?」
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