Voice〜彼の声〜



「何が?」



「最近、すごく創ちゃんのこと思い出しちゃうの」


「無理に忘れようとしてるからなんじゃないの?」


「違う…創ちゃんのことは忘れられないし、忘れたくないもん」


愛美は困った表情を見せた。




「榊、榊といると思い出すことが多いの」


「榊?彼とどういう関係があるの?」



「俺がどうしたって?」


突然カーテンを開け現れた榊に驚く。



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