Voice〜彼の声〜
山下は創ちゃんの所に寄ってから学校に行くと行って、おばちゃんに挨拶してから帰った。
私はそのまま部屋やと閉じこもって考え始めた。
心配するおばちゃんに、私はただ笑うことしか出来ずにいた。
「…榊と付き合うか」
小さく呟き、畳みの上に寝転がる。
愛美も山下も榊は私を受け入れてくれるって言うけど、受け入れてくれなかったことを考えると怖くなる…。
「創ちゃん…私が創ちゃん以外の人と付き合ったらどう思う?」
小さな棚の上に飾られてる写真立てを見つめながら呟いた。