Voice〜彼の声〜
教室からは周りの騒ぎ出す声がしだした。
ゆっくりとした足は段々と速度を速め、俺は廊下を走って体育館裏まで全速力した。
「あ〜〜〜っ、言っちった」
叫びながら頭をボサボサになるまでぐしゃぐしゃにする。
いいよな?
勇気出したよな?
つーか、告白ってあんなんでいいのか?
初めてしたし、分かんねぇ…。
今まで告ってきたやつの気持ちが分かったよ…。
これからは丁重に断ろう…。
「はぁ〜…」