Voice〜彼の声〜



家に帰って、制服のままベッドに仰向きに寝転ぶ。



好きなやつ…って誰?


俺の知ってるやつか?


好きなやついるからって、そんな簡単に諦められるかよ。



俺が見る限り、そんな男子と話してねぇぞ?


他校のやつか?



悶々とする気持ちで目を閉じると、何故か屋上で泣いてた香坂の姿を思い出した。



「………屋上で"逢いたい"って泣いてたやつかな」


天井を見つめ呟いた。



< 169 / 337 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop