Voice〜彼の声〜



日誌も書き終え、職員室へと提出しに行く。


愛美は先に下駄箱で待っていると言って、私は急いで職員室を後にした。



グランドから響く部活中の声や音が静かな廊下に響く。



学校だ。


という気持ちになる。



そんな感傷に浸りかけた瞬間、小さな足音を立てて、向こうから誰かが歩いて来ていることに気がつく。



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