Voice〜彼の声〜
「…そんなに笑うなよ」
ぶすっとした表情をし、恥ずかしそうに言った。
「それ、美嘉っぽいだろ」って。
「え〜?どこが?」
「小動物っぽいとこが」
小動物って…。
まぁ、それでも創ちゃんからプレゼント貰えて嬉しいんだけどね。
「あ、私も創ちゃんにプレゼント!」
はいって紙袋からプレゼントを取り出す。
「…マフラー?」
「うん!創ちゃん寒がりだから」
へへって笑うと創ちゃんは「ありがとう」って言って、小さく微笑んだ。
「創ちゃん…」
「ん?」
「好きだよ」
そう言って創ちゃんに抱き着く。
「…俺も」
そう言って優しく私を包んでくれる。
創ちゃんの腕の中の温もりが心地好い…。
創ちゃんを見上げると、唇が重なった。
「…好きだよ、美嘉」