Voice〜彼の声〜



「そうだ、黒崎くんのとこ行く?」


愛美の意外な一言にびっくりする。



「本当は行きたいんでしょ?」


何も言わずにこくんと頷く。


「ケーキでも買って行こうか」


そう言ってコンビニでケーキを買って、創ちゃんのお墓へと向かった。



創ちゃんに苺のショートケーキを供え、手を合わせる。


「黒崎くんにクリスマスプレゼントだね」


笑う愛美に不思議な表情を浮かべる。



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