Voice〜彼の声〜
「さっきは俺も悪かった…言い過ぎた、ごめん」
「ううん、私がチョコなんかあげたからだよ」
「……隆は、美嘉のことが好きなんだと思う」
呟き、マグカップに視線を落とす。
「…でも、誰にも美嘉のこと渡したくないから」
なんて…って苦笑した。
そんな創ちゃんに私は抱き着いた。
「私は創ちゃんが好きだもん!創ちゃんしか嫌だもん!」
ぎゅーって創ちゃんに抱き着く。
「…知ってる」
小さく笑い私を優しく抱きしめ返す。