Voice〜彼の声〜
「…んっ……」
創ちゃんの唇が何度も重なる。
息苦しくて口を開けた瞬間、舌を絡ませてきた。
こんなキス初めてだ…と体が熱を帯びてくる。
頭がぼーっとする。
そのままベッドに倒され、キスをする。
創ちゃんは眼鏡を外し、私を見つめた。
「…嫌、かな?」
今まで見たことない、余裕のない創ちゃんの腕を掴み、首を横に振る。
「…創ちゃんならいいよ」
創ちゃんはまたキスをして、私を抱きしめた。
初めて、創ちゃんとひとつになった-…。