Voice〜彼の声〜



病院に着くと創ちゃんのお母さんの姿があった。



「おばちゃん…」


「美嘉ちゃん……」


おばちゃんはハンカチで涙を拭いていた。



創ちゃんは?


創ちゃん、大丈夫なんだよね…?



「あの…創ちゃんは?」



落ち着かない。



胸がざわざわして落ち着かない。



「…美嘉ちゃん…創に会ってあげて…」


そう言って私と山下はある部屋へとつれていかれた。


< 283 / 337 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop