Voice〜彼の声〜



この後からの記憶が私にはない。


気が付いたら自分の部屋にいた。



電気も点けず、ただぼーっと時間が流れるのを待っていた。



どうしてこんなにも悲しいのか。



どうしてこんなにも泣きそうなのか。



分からなかった…。



ただ、次から次へと零れる落ちる涙を拭うことなく流していた。



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