Voice〜彼の声〜



「これからは泣かないで、笑ってほしい。美嘉なら出来るよな?」


私がコクンと頷いた途端、目の前が眩しく光りだした。


ん…眩しい。



「バイバイ、美嘉」


待って!


待ってよ、創ちゃん!!




目を開けると白い天井が目に映った。



ここどこだろ…?


顔を横に向けると山下の寝顔が目に入った。



「…山…し…た?」


私の声にピクンと反応したかと思うと、ガバッと顔を上げた。



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