Voice〜彼の声〜



「…さぁ?」


とぼけた表情をする。


「だって、あの字…創ちゃんの字だもん」



「……じゃあ、そうゆうことにしとこう」


そう言って歩き始める。


私は汗を拭いながら創ちゃんの後ろを歩く。




「…美嘉、俺のこと"すき"なの?」


「…うん」


何度も言われると恥ずかしくなってくる。



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