もう一度 君に会えたら
夏休みにみんなで海に行く計画も流れたし、タケの言う毎日を楽しむ術も見失ってる。

ただボーっと休みを過ごすのか・・・。

高校生活を楽しもーぜ・・そう言っていた自分が恨めしい。

瑶の言っていたように、何か目標でもあればこの状況から脱する事が出来るのかな・・。







「充―、ちょっと下りといで」



1階から婆ちゃんが俺を呼ぶ。

俺はぼんやりした頭のまま、階段を下りていった。


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