もう一度 君に会えたら
別に一人が寂しい訳じゃないけど。


気の合う仲間が学校にいなくて何で面白くもねぇ学校に毎日行かなきゃいけねーんだって思ってた。


チームで走りに行っても物足りなさだけが残る日々。


友達がたくさんいたって、なんか虚しかった。




俺って必要?



そんな事ばかっり考えてた時、充に出会った。


昨日まで真っ黒い頭して休み時間も勉強ばっかしてたのに、次の日は頭染めてダルそうに屋上で授業ふけてた。


給水タンクとフェンスの間。


俺の指定席はその日から充の居場所に代わってしまった。

< 21 / 272 >

この作品をシェア

pagetop