もう一度 君に会えたら
「俺、一緒にいてーよ。やっと見えてきた夢があるしな。お前は登場人物だから、いないと困る。だから、俺はお前を信じて待つよ」



俺たちは、2人だけに聞こえるくらい小さな声で囁きあった。


瑶は静かに泣きながら笑っていた。



この瞬間、俺たちはすごく幸せだった。




お前は、俺を信じて頑張ればいいんだよ。





約束の意味をこめたキスは、二人の別れのキスになった。

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