もう一度 君に会えたら
「婆ちゃん、俺、イギリスにしばらく行く事になったから」
親友の次は、婆ちゃんに報告だ。
俺は仕事を始めてからも、ずっと婆ちゃんの家に居ついている。
すっかり年を取ってしまったけれど、威勢がいいのは相変わらずで。
最近は老人会のカラオケ教室ってのにハマって外出する機会も増えている。
「イギリスー!?」
時代劇を見ていた婆ちゃんは、何を言い出すんだ、と言った表情で振り向き叫んで言った。
「そ。イギリス」
「いつ!?」
「2週間後」
「あぁぁっ?なんだい、急に変な事言って」
婆ちゃんは、俺の言う事を冗談だと思っているような疑いの眼差しを向けている。
親友の次は、婆ちゃんに報告だ。
俺は仕事を始めてからも、ずっと婆ちゃんの家に居ついている。
すっかり年を取ってしまったけれど、威勢がいいのは相変わらずで。
最近は老人会のカラオケ教室ってのにハマって外出する機会も増えている。
「イギリスー!?」
時代劇を見ていた婆ちゃんは、何を言い出すんだ、と言った表情で振り向き叫んで言った。
「そ。イギリス」
「いつ!?」
「2週間後」
「あぁぁっ?なんだい、急に変な事言って」
婆ちゃんは、俺の言う事を冗談だと思っているような疑いの眼差しを向けている。