もう一度 君に会えたら
翌日、ロンドンから電車に乗りギルフォード駅まで行った俺たちは、ウォーキングのガイドらしき人に連れられてさらに移動する。


目の前には、ロンドンとは違い田舎な雰囲気の漂う風景。


何か、不思議な感じ。


森と小川と小道。


公園を抜けて林に入ると、日本人であることを忘れるような、ずっと住んでいたような懐かしい感じに包まれた。


アイツが見てた本のせいなのかも知れない。


広げた洋書からそのまま抜け出した様な世界が目の前にあるのだから。
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