もう一度 君に会えたら
冷たくあしらう俺に対し、瑶は普段と変わらぬ口調で続ける。


「充は何で戻らないのー?」


サボるのに理由があるとすれば『だるいから』。


「うるせーよ」


「卒業したらどうすんの?」


「・・・はい?」


「やりたい事ってあるのかなーと思って」


「何で?」


不思議そうな顔をする俺を見て、瑶は『なんとなく』と笑った。



将来・・・やりたいこと?



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