もう一度 君に会えたら
そんな事今まで考えたことなかったな。


親父のレールに乗ったままだったら医者か弁護士か公務員?


先の事なんて考えたくないし。


今が楽しく過ぎてればいいんじゃないの?



「オマエは何かやりたい事でもあるわけ?」



私?と振り向いて瑶は答えた。


「木とか花とか草に携わりたいと思っててね、まぁ花がメインなんだけど。バイオの勉強して丈夫で枯れにくい花を咲かせたいんだぁー」


そう答える瑶の顔は満足そうに微笑んでいる。
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