もう一度 君に会えたら
「幸せにしてやんなよー」

「うっせーよ。俺に指図すんな」


はいはーい、と舌を出して理衣が笑う。



『ミツルー学食一緒に行かない?』



教室の入り口から瑶が手を振りながら入ってきた。


「えー。俺、亮たちと食うから理衣と行けよ」

「・・・」


瑶の笑顔が止まるのが分り、俺は続けた。


「男より女友達を大事にしろー」

「あ、そうだね。ごめん理衣、一緒食べよ」

「私捨てられるのかと思ったよぉ。でもいいの?」

「いいの。ミツは亮くん達と食べるから」

「じゃ、行こっか♪」


無邪気に笑いあう瑶と理衣。

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