もう一度 君に会えたら
帰り、タケに電話したくて瑶を待たずに俺は一人家に戻った。


婆ちゃんが制服にアイロンかけっから脱げと俺をせかす。


ルーズに着たいんだけどー、俺は。


そんな主張も長年生きてきた婆ちゃんに許されるはずがなく


言われるがままに手渡す。


頼むから、センタープレスは絶対にやめてくれ。



俺は部屋のベットに寝転んで携帯を開く。


タケの11桁の番号をリダイヤルから探した。



RRRRR ・・・・


表示したばかりの番号からの着信。


タケだ。

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