Secret Cats

「……んだよ」



「何でもねーよ。………なぁ、これっていいことだよな?…相手に自分のこと言えるようになったってこと」



「あぁ。んなこたあたりめーだろ?」



「そーなれたのも全部黒猫のおかげだ」



「あぁ」



「あたし変わりたい。これからもっと変わりたい!!……だから………また手かしてくれませんか?そのために黒猫にいちゃダメ?……ですか?」



「………」



「………」



「それわがままだろ。自分が変わることに相手を使う。変わるのはお前だ。だから俺は何とも言えねーし、それは手段として俺達と一緒にいるよーにしか聞こえねーな」



「それは違「っていつもなら言う」



「は?」


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