Secret Cats


「チッ」






諦めたのかチンピラ野郎は彼から掴まれていた腕を強引に解き、あたし達聞こえるように舌打ちをしてそのままどっかに行ってしまった






「あ、あのー…」




「ん?」






うわっ



この人、さっきまで顔見てなかったからわかんなかったけど



なんか雰囲気に華がある



銀髪か…



銀髪って極端に似合う人と似合わない人がいるけど



この人の場合、かなりどこじゃないほど似合っている






「何?」




「っあ、いや…」






やべー



一瞬この人に見とれてた

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