Secret Cats
「それと、あんたさっき“助けるため”って言ったか?」
「うん」
それがどうした?とでも言いたそうな顔をしている
それが彼にとっては普通なのか?
「ありが…とう…」
どんな理由であれ、助けてくれたことはありがたい
あたしは軽く頭を下げながら礼を言った
「そんな、頭あげてよ。別に俺そんな凄いことしてるわけじゃないし」
慌ててあたしに頭を上げさせようとする彼がなんかおかしかった
メニュー