空の大きさ


なんとか一樹兄の元から逃げ切って家に帰る。


「ただい...「遅い!」」


玄関に入って早々姉ちゃんが仁王立ちしていた。


「遅いって...一樹兄のとこで診てもらうって言っただろ?」


若干呆れてそう言うと


「知らないわよ、早く用意して」


時間を見るとまだ午後1時。




約束してた時間は確か1時半...


ハアとため息を無意識のうちに吐く俺はこの理不尽な姉の言う通りにするしかなかった。



言われた通り俺は急いで用意をしてリビングに向かう。


幸いなことに姉ちゃんはまだ用意してるらしい。



ふうっと一息をついてソファに座る。





...今日は長い日になりそうだな。






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