空の大きさ
相変わらず頭をかいてた俺だけどそう言った後に顔を堀内の方に向けてみた。
どんな反応をするのかが、見たかっただけ。
嫌がるのか、照れるのか、冗談として流すのか。
俺としたらして欲しい反応は一つだけで。
...で、その反応を見て俺はやっぱり思う。
可愛い。
真っ赤になっている目の前の女の子はやっぱり俺の中では今まで見た来た女の子の中で一番可愛くて。
自分でも普段言わない台詞を言って恥ずかしいはずなのに、真っ赤で焦ってる堀内を見ると自然と顔が綻ぶ。
「うし、行くか」
一通り堀内の反応を楽しめたから、そろそろ次の行動へと動く。
「へ?どこ行くの?」
「...どこって、キッズプレイス行くんじゃねーの?」
どこかまだすっとぼけてる堀内を促して俺たちは歩き出す。
「あ、そういえばそうだったね。...楽しみだなー」
笑顔で喋りかけてくれてこっちまでも楽しくなる。
「次も精一杯子供デーを楽しむぞ」