空の大きさ



「あたしも勇ちゃんのこと大好きだよ」



もう一度勇ちゃんの目を見て言う。



「でもあたしも勇ちゃんも好きの意味、違うでしょ?」



あたしがそう言うと勇ちゃんは足下をずっと見ていた。





しばらくしてあたしは昔から大好きだったブランコに向かった。


ブランコに座ってこいでいると勇ちゃんもあたしの右隣のブランコに座った。





「勇ちゃん、大丈夫だよ。あたしも勇ちゃんも大丈夫なんだよ」


「...俺たちどこで違ったのかな」


「多分前からこうなる運命だったんだよ」






あたしと勇ちゃんはやっと、普通の幼なじみに戻る。




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