空の大きさ
依存していた存在がなくなるのは怖い。
勇ちゃんなんか新しい土地にも行ってしまう。
でも、あたし達は大丈夫なんだと思う。
ここから、頑張れる。
「勇ちゃん、あっち行ってもあたしのこと忘れないでね」
「俺があおの事を忘れるなんて一生ないよ」
即答だった。
「あおこそ、俺のこと忘れんじゃねーぞ」
「ええ、それはどうかな?」
「こら、そこはお前も忘れる事なんかないって言う所だろ」
すぐにいつものあたし達に戻る。