空の大きさ


でも...



「...良かったー」



心底ホッとして思わず声に出していた。


慌てて口を閉じて堀内を見たけど聞こえてなかったみたいで、堀内は相変わらずブランコで遊んでいた。



...ちょっとだけ残念なのはなんでだろう。




「まあこんな感じだよ、あたしの話は」


付き合わせてごめんね。



そう可愛く謝ってくる堀内に俺は、



「俺は嬉しかったよ」


不謹慎かもしれないけど、





「堀内が話してくれて嬉しい。


言っただろ?俺はいつまでも待ってるって」





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