空の大きさ




しばらくゆったりした時間を2人でブランコに乗りながら過ごしていると堀内が不意に俺を見た。



しばらくじーっと見られていて、さすがに俺も気まずい。




「...あの、堀内?俺の顔になんかついてる?」


「...ううん、ついてない」




そう答えてからも俺をじーっと見続ける。




「......なんでしょうか」




そろそろ答えてほしい。




「...別にー。ただ、桐島の話を待ってるだけ」




...俺の話?

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