空の大きさ


堀内を見ていると頑張っているのが分かる。


どんだけ不器用でも一生懸命なのが伝わってくる。



その瞬間またふんわりした気持ちが心の中に溢れる。


いつの間にか口元が緩んでいたらしい。



「桐島、顔がだらしないわよ」



蒼井に言われるまで気付かなかった。



無性に恥ずかしくなって自分の顔に熱がこもるのが分かる。



「桐島、顔が赤いよ」



堀内にそう言われて余計赤くなるのが分かる。



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