空の大きさ


「堀内には俺がそう見える?」


「うん、桐島はいつも空見てるでしょ?いつでも周りが見えてる人」



なんだか恥ずかしい。



「そういう堀内だって」



そこまで言うと、ん?とくりくりの目で俺を見つめる。



「青空って良い名前じゃん」


「ええ、ややこしいだけだよ。誰も最初からはるって読んでくれないもん」


「まあちょっと難易度高いな」



俺も実際最初はそのまま読んでたし。



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