空の大きさ
とりあえず、ぎくしゃくしてないことに安心して俺は歩きだした。
数十メートル行ったところで振り返ってみたら、まだ堀内は俺を見ていた。
早く家の中に入れよと思う反面、嬉しかった。
感情のままに大きく手を振ると、びっくりしたのか一瞬びくついたのが分かる。
それが面白くてクスッと笑ってしまう。
すると、向こうも手を振って返してくれた。
それが嬉しくて俺は上機嫌で帰った。
明日もいい日になりそうだな。