空の大きさ
「...可愛くて、不思議...ですか」
「まあ、あとは無表情とかとっつきにくいけど、そこが逆にいいとか」
やっぱりそれは俺の思った通りで、それが悔しくて仕方がなかった。
「で、お前はその堀内って子と付き合ってんのか?やっぱり冷めてんのか?」
平田先輩は興味津々で聞いてくる。
健吾はさっきから黙ったまま俺と先輩達の顔を見比べてる。
「...せんぱ「あいつは!」
健吾が(多分)話を逸らせようとしたとき、俺は初めて先輩達に大声を出した。
びっくりしたみんなの目が俺を捕らえる。