珍・赤ずきんちゃん
大神:がるる・・・


満月の光を浴びて大神さんが狼男へと変身している

バーさんとハゲは、相変わらず紅茶を飲んでいる

目の前の男が狼に変身しているというのに、呑気なものである

ココからは大神から狼男に変えて話を進めることにする


狼男:ぐるる・・・ふはははは・・・ようやく変身できたわ・・・コレでヤツらを食い殺せるわ

ハゲ:ねぇ、ねぇ、何で大神さんはそんなに耳が大きいの!?

狼男:・・・あのう・・・普通、目の前の男がいきなり狼男に変身したら、「ぎゃーっ!!」とか騒ぎません!?

ハゲ:そんなこと言っても「赤ずきんちゃん」のお話上、こうやって聞かないといけないの

狼男:そんなもんっあんたが赤じゃなくてピンクのずきんをかぶりだした時点で違っとるわいっ!!

ハゲ:いいから、答えてっ!!

狼男:はい・・・

ハゲ:大神さんはどうしてそんなに耳が大きいの!?

狼男:狼だから(ゴーン!!)

ハゲ:大神さんは、どうしてそんなに口が大きいの!?

狼男:狼だから(ゴゴーン!!)

ハゲ:大神さんは、どうしてそんなに毛深いの!?

狼男:狼だから(ゴゴゴーン!!)って、そんなことどうでもいいわっ!!(ガビーン!!)


全くその通りである


狼男:今からお前らを食い殺してやるっ!!
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