龍王
終業式
「おはよー!」
いつものように車に乗り学校に向かう。
「おはよう、美華ちゃん」
龍翔は寝てる。
亮さんと話ながら学校についた。
教室に入り、荷物をおいて体育館に行く。
「なんでみんなちゃんと来るの?」
不良なのに。
「あー暁人さんがいるからだよ。」
「あっくん?」
「女はかっこいいから。
男は憧れかな?」
「まぁ、暁人さんがいるのにさぼれねーよ」
冬吾くんとなぎと勇樹に説明してもらった。
「なるほどね。
それにしてもほんと暑いー」
全校生徒が集まってるから暑さが増す。
「もうすぐはじまるんじゃない?ほら、きたきた!」
前を見ると、ともくんが上にあがっていた。
どっから声が出るんだろって言うぐらい女の子達が悲鳴?をあげてる。
何回聞いても聞き慣れない。
「うるせぇ。黙れ」
…それでも教師か?
まぁ教員免許偽装らしいけど。
ってそんなことはどうでもよくて、低く唸るともくんの声で静かになる。