龍王



チャイムが鳴り、昼休みなった。


「失礼します。
もってきました。」

たぶん龍王の下っぱくんが袋をもってきた。

あたしを見てびっくりした顔をしたけど、亮さんに渡して屋上から出ていった。

「美華ちゃん。好きなの食べていいよ。」

亮さんがさっきもってきた袋を渡してくれた。

パンやジュースやお菓子が入ってる。


あんぱんとお茶を貰い、ありがとうございますと亮さんに返した。


「龍翔はどれにする?」

ぱっと後ろを見ると、龍翔さんは起きていた。

ちらっと見られ、がさがさと袋をあさり亮さんに返してる。

みんなも選び、ご飯を食べた。


「腹いっぱいー。」

昴5つくらい食べたもんね。


「どーする?
溜り場いく?」


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