龍王



「はぁー。さっさと走れよ、ばか昴。」

「美華怖いって」

「ゆっくん。」

「まぁ昴がわりぃけどな」

「だよねっ。ほんと舞の事わかってない。」

「美華ちゃん。はいかき氷」

「ありがとー」

んー冷たくておいしい。

「昴と舞ちゃんは?」

亮さんに舞が見てたことを話した。

「そうなんだ。
でも仲直りしたみたいだよ?
さっきよりももっと仲良くなってる」

「えっ?」

後ろを見ると昴と舞が手を繋いでかえってきた。

「どうゆうこと!?」

「俺等付き合ったから。」

幸せそうな二人。

頭の中にはハテナがいっぱいだ。

「ある意味、美華が恋のキューピットだな」

「どうゆう意味?」

「美華が探しに行けって言ったから付き合えたかもしんねぇなってことだよ」

「みか姉全くわかってないでしょ?」

「うん。」

「実はね……」


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