龍王



舞 Side

一人になって歩きながら考えてた。

はぁー。
昴くんが女好きって言うのは知ってたけど、やっぱ目の前でみるときついなぁ。

「ねぇねぇ、一人?」

「うわっ!超可愛いじゃん」

目の前にいるきもい男が二人。
これってナンパ?

「聞いてる?俺等と遊ぼうよ」

「いや、無理です。」

「いいじゃん。楽しいことしようよ」

一人の男に手を掴まれる

「離してくださいっ。」

抵抗をしてみるが男には適わず、どんどん人通りのない方へ引っ張られる。

「早く歩けよ。」

「てめぇなにやってんだ?」

声をするほうを見ると昴くんがたっていた。

「誰だよお前?関係ねぇだろ」

「関係なくねぇよ。…俺の大事な奴だからな。」

えっ…?

「はぁ?ゔっ…」

手を掴んでた奴を昴くんが殴る。

「てめぇ…!!」

もう一人の奴が殴りかかるが昴くんは避けて殴っていた。


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