龍王



「そういえば、部屋って決まってないよな?」

ゆっくんが言う。

そう、ここからが問題だ

「よし!集まれ!」

パパが呼ぶ。

現龍王はいまいちわかってない。

「部屋割りするぞ」

パパがニヤっと笑う。

彼女や奥さんがいる人はセットだけど。

歴代とか関係なしに仲良くなろうってことでこうなったんだ。

「とりあえず女いねぇやつ集まってやれ」

しんちゃんが指示する。

昴どうするんだろ?

顔を見るとなにか考えてるようにみえた。

「昴どうした?」

たっくんが気付いて言うとみんなが昴を見る。

「あ、あの!慎さんちょっといいですか?」

「おぅ。」

しんちゃんはなんだ?って顔をしなから昴と歩いて行った。

「どうしたんだ?」

みんな不思議そうな顔をしてる。

「舞、昴と付き合ってるんだろ?」

パパが煙草を吸いながら言う。

「えっ?姉ちゃんそうなの?」

「うん。」

「響さんなんでわかったんですか?」

やすが聞く。

「昴の目見てたわかる。
舞のこと大事そうに見てたからな。」

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