龍王



「どこ行くんだ?」

そうだなぁ…

「ちょっと歩くけどお店がいろいろあるとこ行く?」

「あぁ。美華に任せる」

龍翔と手を繋ぎそこに向かった。

10分後…………

「なぁ?さっきもここ通ったぞ」

「あれー?おかしいなぁ」

そう…迷子になりました

毎年誰かと一緒に行ってるからわかると思ったんだけど…

方向音痴の自分を恨む。

「お前らこんなとこでなにしてんだ?」

「あ、歩くん!瑠璃ちゃん!」

「もしかしてあの通りに行きたいの?」

こくこくと頷く。

「そういえば美華方向音痴だったな。通りはあっちだ。」

歩くんが指した方向はあたし達が歩いてたとこと逆方向。

「ここずっと真っすぐ行って看板を右に曲がってちょっと行くと通りに出る」

「わかりました。」

「龍翔もおつかれだな。ま、頑張れよ」

笑いながら言う歩くん。

むかつく…。

「歩、2人のデートの邪魔だから行くよ。
2人とも後でね」

歩くんたちとばいばいして教えてもらった方へ歩いた。

< 152 / 156 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop