龍王
「龍翔、」
「えっ?」
「龍翔でいい。
あと敬語もやめろ」
「あ、うん」
龍翔さ…龍翔はふっと笑い車がまた溜り場へ戻って行った。
龍翔が笑ったとき胸がどきどきした…。
なんでだろ…。
わかんない。
不思議なまま家へ帰った。
「ただいま。」
「お、おかえり!」
「歩くん。久しぶり!」
歩くんはかず兄とタメだ。
「高校退学になって桜ケ丘に転校したんだろ?」
「うん。」
歩くんと話ながらリビングへいくと昔からの顔馴染み。
「わっちゃん!」
「美華!おかえり」
しょう兄とタメだ。
「美華なにさぼってんだよ」
呆れた顔してるともくんとあっくん。
「今日みんな集合するんだと。
親父たちも帰ってくる。」
「そうなんだ!」
かず兄がビールをのみながら教えてくれた。