龍王



今日は冬吾くんは溜り場の当番。

「勇樹!相澤が呼んでるって。
職員室こいって言ってた」
「ちょっと待ってて。」

勇樹はそういい、教室をでていった。

一人じゃんか…。

トイレ行ってこよっと。

手を洗ってトイレを出た後に、いきなり後ろからスタンガンをやられ、ヤバいと思ったときには意識を失った。

最後に見えたのは利沙達の笑ってる顔……―――――

「ん……。」

意識を戻して辺りをみたら空き教室みたいなとこだった。

「目覚めた?」

声をしたほうを見たら利沙たちがたっていた。

「なにすんのよ」

手と足縛られてる。

「あんた生意気。
龍王に近づいて…。」

「仲間と一緒にいて悪い?」

「はっ!バカじゃないの?
あんたなんか傍にいれなくしてやるんだから」

ドアが開く音がすると男の人が5人いた。

「利沙。もういい?」

「うん。めちゃくちゃにして。
ムービーも撮ってね。」

そういうことか…。
どうしよ…。

男はニヤニヤしながら近づいてくる。

「あんたなんかいなくなればいいのよ
ヤっちゃって。」


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