龍王



「大丈夫だった!?」

勇樹が屋上入って駆け寄ってくる。

「うん。
ゆっくんが助けてくれたから」

みんなゆっくんのほうを見る。

「ゆ、悠人女いいのかよ?」

「こいつは大丈夫」

ゆっくんは笑いかけてくれた。

「チッ…。なにがあったんだ」

なんで龍翔舌打ちしたんだろ?

ゆっくんがさっきあったことを話した。

「ごめん。俺のせいだ」

勇樹はしょぼんとする。

「勇樹のせいじゃない。
あたしは大丈夫だから。」

「でも…」

納得してない様子。

「ほんと勇樹悪くないから。
ねっ?」

「うん。マジごめん」

あたしは笑って返事した。

「亮。」

「わかった。」

龍翔が呼んだだけでわかるなんてすごっ!

亮さんは呼ばれてから忙しそうに携帯を触ってた。

あたしがいたら話にくそうだったから

「あたしちょっといくとこあるから。
帰りそのまま帰るから倉庫いけない」

といった。

「いや、一人はだめだ。」

「車で送ってもらうから大丈夫。」

忙しそうだし、今日倉庫に行かないほうがいい気がした。

「わかった。」

龍翔はあまり納得してないようだったけどあたしは屋上を出た。
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