龍王
あたしは屋上をでて、理事長室に向かった。
「失礼しまーす。」
「「美華!」」
ともくんとあっくんが駆け寄ってきた。
「心配かけてごめんね」
さっきあったことを話し、ちょっと安心してた。
「響さんたちには言ってねぇから。」
あっくんは頭撫でてくれた。
「だけど、あの悠人がね…」
ともくんはびっくりしてるようだった。
あんな女嫌いだったしね
「あ、今日送ってってね」
「わかった。」
なんかねむたくなってきた。
「寝ていいぞ」
あっくんの優しい声を聞いてすぐ眠りにおちた。
「…ぉい。起きろ」
ともくんの声で起きた。
「帰るぞ。」
あっくんはいなかった。
「職員会議。」
「ともくんはいいの?」
先生なのに…。
「上のほうが集まるだけだし。」
そういい、あたしの荷物をもった。
「行くぞ。」
ともくんのあとを追って部屋を出た。