龍王
暴走
最近ほんと暑くなってきた。
総会からだいぶ立ち、もうすぐ夏休み。
今日は溜り場だ。
「マジあちー」
今昴とアイス買いに来て帰り道。
「うるさいなー。
早く涼しい部屋行きたい」
倉庫の前に来ると単車が4台が停まってた。
「誰かきてるの?」
「お前話聞いてなかったのかよ。
暴走の話あるつったろ」
聞いたような聞いてないような…。
部屋をあけると知らない人達がいた。
「はじめまして。
鷹王の総長の誠です。」
「副総長の光一です。」
「俺は虎王総長、拓士です。
よろしくお願いします」
「副総長、凪です。」
「あたし美華です。
よろしくお願いします」
頭を下げるとみんな慌ててた。
「美華さん、頭下げないでください!」
「敬語やめてくださいよ」
「いや…」
困ったように龍翔を見る。
「いいんじゃね?」
「わかったよ。
その代わり俺等に敬語やめて。」
「りょうかい。
よろしくね。」
あたしが笑うと4人共顔が赤くなった。
「みんな風邪ひいてるの?」
「ちっ…話進めろ」
「クスクス。はいはい」
なんで龍翔怒ってるんだろ?